「サニテーション」とは、一般的に、ヒトのし尿を人びとの生活の害にならないように処理するしくみを指しますが、本プロジェクトでは、先進国と開発途上国の共通の解決策として、サニテーションが価値を生み出すしくみに転換する取り組みをおこなっています。サニテーションを単なる技術ではなく、人間や地域社会のなかの価値連鎖そのものとして捉えるモデルの提案が、プロジェクト名であり、このプロジェクトの目的です。現在、北海道大学と機関連携を締結している、総合地球環境学研究所のフル・リサーチ・プロジェクトとして実施されていますが、その源流は2002年「持続可能なサニテーションシステムの開発と水循環系への導入」(JST/CREST:研究課題「水の循環系モデリングと利用システム」)までさかのぼることができます。衛生工学から始まったプロジェクトは、北海道大学を拠点として、様々なフェーズの課題を乗り越えながら、異分野の研究者と協働する学際研究、さらに地域住民やNGO、行政、企業など多彩なステイホルダーを巻き込んだ超学際研究として「サニテーション学」の確立を志向しています。

<パンフレット> PDFファイル:873KB
「サニテーション価値連鎖の提案-地域のヒトによりそうサニテーションのデザイン―」

<講演資料(動画)>
「サニテーションプロジェクトにみる課題解決型プロジェクトのこれまでとこれから」
山内 太郎(サニテーションプロジェクト・プロジェクトリーダー/北海道大学 保健科学研究院・教授/ 総合地球環境学研究所・教授)
於:第6回人文・社会科学系研究推進フォーラム(2020年10月3日開催)