現在、世界の植物の20-50%が絶滅危機に瀕し、その保全は人類の最重要課題です。

 

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 耕地圏ステーションに属する北海道大学植物園では、北海道を含む東北アジアの絶滅危惧植物の保全研究・実践を行っています。

 

国境域にある北海道の絶滅危惧植物の保全を効果的に進めるため、海外フィールド調査を行って国家間における絶滅危惧種の分類混乱を解消し、固有性と保全優先度をグローバルに評価します。そして、種の遺伝的多様性を守る自生地保全の枠組みを国境にとらわれずに決定し、保全策に役立てます。さらに、行政、NGO、地権者企業と協力して、植物園における実効的な生息域外保全の仕組み作りと社会実装の研究を行い、絶滅危惧植物の保全科学の確立を目指しています。

 

【関連する研究助成事業】
中村 剛(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター・准教授)
「 東北アジアのアクセス困難地域の調査による,北海道希少植物の固有性と保全単位の検証」(科学研究費助成事業 ・基盤研究(C)/2020-2023年度)